つい先日、しつけの一環としてニンテンドースイッチを3台破壊した父親のブログが話題にあがりました。
皆さんは、子どもを叱る時にどのようなことに気をつけているでしょうか。
我が家では主に3つのことに気をつけて叱るようにしています。何故しないようにしているのか、理由も含めてまとめてみました。
父と母が同時に叱ってはいけない
色んな家庭に話を聞いていると、これは気をつけているという家庭は結構多いです。気をつけたいけど、気づいたら同時に叱ってしまっているという家もありました。
これが何故いけないのかというと、子どもの逃げ場がなくなるからです。
どちらかが叱っている時は、もう一方は子どもの話を聞いてあげる役にまわりましょう。
逃げ場がなくなると、子どもの心はパニックになります。その結果、何を叱られているのかしっかり理解できないまま終わってしまうこともあります。
また、子どもにも言い分はあるので、それはしっかりと聞いてあげなければなりません。自分の意見や気持ちを聞いてもらえずに、ただ目の前のことだけを叱られるのは大人でも嫌なはずです。
我が家では、主人が叱っている時は私は子どもに寄り添うようにしています。

どうしてこんなことをしたの?
まずは、理由を聞いてみましょう。叱られてすぐは泣いていることが多いので、優しく抱き寄せて子どもの気持ちが落ち着くのを待ってから聞くことをオススメします。
自分の気持ちをしっかり吐き出した後は、叱られていることを理解して受け入れてくれることがほとんどです。叱られている内容を確認すると、自分で何が悪かったのか話してくれます。
逃げ場がないまま叱り続けると子どもの心にモヤモヤが残るので、叱ることによるしつけの効果が半減してしまいます。
だらだらと叱り続けてはいけない
子どもが反抗的な態度をとったり、反省しているようすが見られないと、ついつい長い時間叱ってしまいます。
泣くまで叱ってやろう、と思ってしまうこともあります。
でも、それはしてはいけません。子どもの心を守るためにも、効果的に叱るためにも、絶対にやめましょう。
そもそも長く叱る時は、親が感情的になってしまうことが多いです。最初はそんなにキツく叱っていなくても、だんだん口調も激しくなって声も荒らげてしまいます。
ある一定を超えると、子どもは自分の心を守るためにシャットアウトします。そうなると、叱られている内容は何も響きません。
特に、叱られているのにヘラヘラしている場合は要注意です。その子の心はかなりダメージを受けていますので、接し方を考えてあげてください。
叱る時は、内容を簡潔に、なぜいけなかったのかを短くズバッと説明して叱りましょう。
時間が経ってから蒸し返してはいけない
よくやってしまいがちなのがこれです。
叱っている途中で、何故か以前のことを持ち出してしまうことがあります。

前も同じことあったでしょ!
何度も同じこと言わせないで!
これもよくない叱り方です。目の前のことで叱っているのに、以前のことを持ち出しても何の効果もありません。むしろ子どもが混乱してしまうことがあるので、やめましょう。
子どもは以前叱られたことでも何度も繰り返してしまうものです。そこをしっかり理解しておきましょう。
あともう一つ、叱った翌日や数日経ってからもう一度叱るのもやめておいた方がいいです。何度も過去のことを言われても、「うるさいな」と思われるだけで終わってしまいます。
おわりに
私は、叱り終わった数分後には何気ない話をして子どもと笑い合っています。
意図的に楽しい話を振って、場を和ませることもあります。
そんなんじゃ子どもになめられるんじゃないか? と思われるかもしれませんが、うちの子たちは「一番怖いのはお母さん!」と3人口をそろえて言います。
自分たちでしっかり考えながらルールやマナーはしっかり守ってくれているし、自分の思っていることをちゃんと話せるようにもなってきました。
いざその場になると感情的に怒ってしまうこともあるかとは思いますが、気をつけようと努力しているだけでも何かが変わってくるはずです。
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